こんにちは。UGOKIのデザイナー蛯沢です。
この度、念願だったFunnyのフィギュアを作って、
夏のワンフェスで販売してみたいという企画が通ったので
制作の模様をこのイベントページでお伝えしていこうと思います!
まず初めに思いついたのが、3Dプリンター出力。
モデルデータがあるんだし、データ入稿すれば結構簡単にできるのでは?
という淡い期待も出力後にヤスリがけや塗装が必要ということが判明し砕け散り。
色つきの石膏出力も少し色がボケるので
ROBBER'S CONPANYのテイストには合わないかな
ということで見送りました。
初心に返り、造形師さんを探すことに。
そこでパッと頭に浮かんだ方が
大学の同期で造形作家の小野哲也さん。
現在は東京藝術大学デザイン科で助教もされています。
SFメカをモチーフに作品制作を行う。主題は純粋ロボット。
“作画コスト無視、玩具化不要、演出意図なし、
時代・科学考証無視でロボット造形の可能性を探求。
簡単に言うと「ぼくのかんがえた、さいきょうのろぼっと 」を作る人。
でも立体作品なので、重力には逆らえません。
サイズ:H220×W154×D154cm
材質:ポリスチレンフォーム、エマルションパテ、鉄
同期であると共に小野さんの作品のファンだったので
懇願したところ、原型制作を引き受けてくださいました!
う、うれしい~!
夏のワンフェスで展示&販売したい旨を伝え、
25cmのTall Funny(展示品)と、10cmのShort Funny(販売品)
を一緒に作る計画を立てました。
Tall Funnyは、ほぼ小野さんのセンスにお任せし
蛯沢はShort Funnyの複製業者を探します。
しかし小ロットフィギュアと呼ばれる
大量生産型(ペットボトルのおまけとか)の業者さんには
個数が少なすぎて相手にされず。
ワンフェスお決まりのガレージキット(レジンキット)は
購入された方が自分でパテ埋め、ヤスリがけ、塗装をしなければならないので
敷居が高いなぁと悩んでいると、カラーレジンという
色つきのガレージキット的なものが存在することを知ります。
普通のレジンキットに比べコストは上がりますが、
組み立てるだけで一応完成するところが良い!
ということで実物を見る&夏本番のイメトレを兼ねて
2/7に行われたワンフェス2016冬に下見に行ってみました!
鼻息荒く写真を撮りまくり、興奮していたせいか
肝心なカラーレジンキットを買ってみるのを忘れました。
結局カラーレジンで複製を依頼するとどんなものになるのか
手に取れないまま、原型制作に入っていくことになりそうです。
次回は実際のフィギュア制作の様子を
お見せしていこうと思います。
どうぞお楽しみに!
2016.2.17
サイズ:H1000×W450×D500mm
材質:プラスチック