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STUDIO UGOKI海外遠征レポート
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12月23日に台南市で行われた台湾アニカップという
文化交流イベントに、高尾と蛯沢が日本代表チームの
一員として参加してきました。
代表チームという言い方をするのも、台湾アニカップには
上映会と合わせて競技的要素があるからなんです。
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台湾チーム、日本チーム各5作品ずつ
アニメーション作品を持ち寄り、対戦(上映)します。
全5試合、観客の拍手の音量と審査員の挙手判定でその勝敗が決まります。
観客も審査員もほとんど台湾の方というアウェイでの試合ですが
勝負事と聞いたら本気で挑むのがUGOKIスタイル!
(ほぼ蛯沢の意向です。悪しからず)
前日の夜からホテルの部屋で作戦会議。
クリエーター代表として一緒に参加した多田さんと一緒に
台湾チームの作品をネットで検索し、作品のスタイルをチェックして
どの作品と対戦させようかなど、台湾側に遠慮とか考えず
勝ちに行く気満々で打ち合わせをしました。
![anicup02](images/event/event_161230_anicup02.jpg)
そして翌朝ホテルまでスタッフの方々が迎えに来てくださり
いざアニカップ会場へ…!
![anicu@03](images/event/event_161230_anicup03.jpg)
会場は塩水という場所にある「永成劇院」。
第二次世界大戦後に劇場として再建され
当時とても栄えた歴史のある映画館なのだそうです。
昔の賑やかな音や光景を想像しながら、同じ場所で
こうして作品を上映できることに喜びを感じます。
![anicup04](images/event/event_161230_anicup04.jpg)
会場内も雰囲気があります。
![anicup05](images/event/event_161230_anicup05.jpg)
ポスターにサインをする高尾。
上映時間まで近くのお寺などを散策。
![anicup06](images/event/event_161230_anicup06.jpg)
開始直前になってもお客さんは1人も居ず…(笑)
不安になりながらも作戦の最終確認をしていると
30分を過ぎたころ、ようやくお客さんが見え始めました!
![anicup07](images/event/event_161230_anicup07.jpg)
会場内は飲食禁止って書いてあるのに、なぜかアイスを配ってました。
アイスに喜ぶスイーツ男子。結局1時間くらい遅れてのスタートです。
(色々適当だね!笑)
まずは今回のアニカッププロデューサーのリンさん
CGアニメコンテストを主催されているDoGA代表の鎌田さんのご挨拶。
来賓や審査員の方々の紹介をして。
『
ROBBER'S COMPANY』は3番手、中堅戦で挑みました。
![anicup08](images/event/event_161230_anicup08.jpg)
上映後には監督がコメントをして作品をアピール!
気になる対戦結果は…
○ 切西瓜 vs ゾンビ入門 ×
× 缺乏名字的場所 vs VOYNICH ○
○ 試煉 vs ROBBER'S COMPANY ×
× THEY vs だいじょうぶ ○
○ 虎爺 vs 東京コスモ ×
遠征した2組の作品が負けるという結果(笑)
『
ROBBER'S COMPANY』は予想通り
続きが見れないことにブーイングが起こりました…
しかし台湾側も先鋒戦にギャグテイストを持ってくるあたり
盛り上げ上手だったのかもしれませんね。
全体的には接戦が続き、大将戦では観客の拍手や歓声がとどまらず
とても盛り上がりました!
![anicup09](images/event/event_161230_anicup09.jpg)
アニカップ閉会後は台湾チームの作者の方たちと交流を。
拙い英語とひたすら謝謝!しか言ってなかったと思いますが
国は違えど同じくアニメーションを作る者同士
作品を称える気持ちは通じていたと思います。(多分)
![anicup10](images/event/event_161230_anicup10.jpg)
その後スタッフの方たちとの打ち上げにお呼ばれしまして
美味しい台湾料理を頂きました!
皆さん本当に優しくて、デザイン事務所に勤めていたり
送ってくれた車も友人のお母さんの車だったりとかして
感覚が近くて楽しいメンバーでした。
言葉が通じればもっと仲良くなれただろうな…
![anicup11](images/event/event_161230_anicup11.jpg)
![](images/events_catch.gif)
今回の台湾遠征はCGアニメコンテストに入選したことをきっかけに
いただいたチャンスであり、UGOKIにとっては
直接お客さんに作品を見ていただける貴重な機会でした。
海外で作品を上映して思ったことは"実感が伝わることが大事"ということ。
かわいい、怖い、かっこいい、嬉しい、悲しい…そういうことを伝えるには
アニメーションはとても向いている表現なんじゃないかと再認識しました。
そういう実感には言葉は要らないですよね。
この経験を元に、今後もより人の心に残るアニメーション作品を
作っていけるよう精進したいと思います!
台湾アニカップ関係者のみなさま
このたびは日本チームとして参加させていただき
本当にありがとうございました!謝謝!
![event_logo](images/event/event_161230_logo.jpg)
2016.12.30