STUDIO UGOKI

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FUNNYを作った女性達
3人のクリエイターが初めて出会いました !


こんにちは! 2017年最初の記事は、FUNNYを作った女性達と題して
1話でメインアニメーターを務めてくれた大谷葉子さんと
声を担当しているぽんちゃん(ORESAMA)、デザイン担当の蛯沢
3人の対談をお届けします!




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場所はカフェレストラン、MADISONにて。
(女子会なので気合を入れてチョイス)




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コースターの裏には誰が誰に質問をするか名前が書いてあり
今までお互い聞いてみたかったことを改めて聞いてみる
仕組みにしました。どんな質問が飛び出るのか楽しみですね!




ぽん「大谷さんはサンフランシスコにいらっしゃるんでしたっけ?」

大谷「そうそう。」

蛯沢「たまたま日本に帰って来られてて、
そのタイミングを逃すまいという感じで捕まえて。
ずっとぽんちゃんと大谷さんと3人で話してみたいなって思ってたので
今日ぽんちゃんにもお願いして来てもらったんです。よろしくお願します。」



ダンスとアニメーション

大谷「じゃぁ、早速質問を始めちゃおっか。
(カードをめくる大谷さん)お、蛯沢→大谷。」

蛯沢「私から大谷さんに質問だ。今回作った、
この FUNNYちゃんのキャラクタームービーについてなんですけど」







蛯沢「アニメーターさんってアニメーションの演技を
自分で鏡の前でやるじゃないですか。ムービーを見て
大谷さんはこのダンスをやったのか!?と思ったんですけど
振り付けってどうやって考えたんですか?やっぱり踊ったんですか?」

大谷「youtubeで色んなダンスのムービー探して混ぜたんだよ。
私別にダンス経験者じゃないから。こういうポーズ女の子っぽいな
みたいなのを部分的に参考にしてるよ。」

蛯沢「大谷さんのセンスすごい、超かわいい。と思って…家でやりました?」

大谷「やったよ(笑)でもね、できないのコレ自分では。こんな振りは。」

蛯沢「確かに難しそう。アニメーションならではですね。」

大谷「ぽんちゃんはライブで踊ったりするの?」

ぽん「少しだけ。ジャズダンスを習っていたこともあって。」

蛯沢「あぁ、確かにライブでそういう動きしてた」

大谷「何年くらいやってたの?」

ぽん「4年くらいです、キッズの時ですけど。
やっていたことは生きてるかなと思います。」

大谷「そういうリズム感て小さいときにあったら違うよね。」

ぽん「そうですよね。」



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ぽんちゃんの演じ方

大谷「次は私からぽんちゃんに質問だ。
FUNNYちゃんの演技は普段のままなのか
逆にすっごい作っているのか、どっち?」

ぽん「最初、すごく作った感じで行ったんです。
で録ろうとしたら監督がもうちょっと声低くていいよとか
そういう普段の私に近いのかなっていう感じの
アドバイスをされたので、普段の自分をFUNNYちゃんに
寄せるようになりました。
全く違う自分でFUNNYちゃんを演じるんじゃなくて
ぽんのままFUNNYちゃんに近寄っていくみたいな
イメージなんじゃないかなと考えるようになりました。」

大谷「じゃぁわりと自分もそのまま入ってるんだ。」

ぽん「入っちゃってますね。」



あのときの服

蛯沢「私→ぽんちゃんだ。
1話のアフレコをした日にぽんちゃんの着てた服が
FUNNYの私服と同じところにロゴがあるトレーナーだったんだけど
もしかして気合を入れて合わせて来てくれたのか
それともたまたまだったのか、どっちだったんだろう?」

ぽん「…すみません、全く気にしてなかったです(笑)」

大谷「あはは、全く覚えてない?」

ぽん「いえ、覚えてますよ。サーモンピンクのスカートに靴下で…」

※この時の服のことです。 ↓






ぽん「あ~でも今見ると、確かに…無意識に選んでたのかもしれないですね。」

蛯沢「後になって気づいてね、ずっと気になってたんだ。
聞けて良かった、ありがとう。」



FUNNYは歌う

大谷「次、私→えびちゃんだ。FUNNYちゃんが突然歌を歌うことはあるのかな?
ぽんちゃん歌手だから。話の中で、歌を披露したりしたら
かわいいかな、と思ったんだけど。」

蛯沢「あぁ、かわいいですね~!ストーリーの中で歌うっていうネタは
全然思いつきませんでした。でも、今キャラソンってあるじゃないですか。
そういうのはできたら楽しいなぁと思ったことはありますね。」



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切り干し大根

ぽん「カードめくりますね。”好きな食べ物は?”これ私が答えるんですか?」

蛯沢「そう!引いた人が答えるの。」

ぽん「結構あるんですけど…私、切り干し大根がすごい好きで。」

蛯沢「切り干し大根好きっていう人初めて聞いた。」

ぽん「なんか撮影とかで、緊張して強張ったりすると、カメラマンさんが
好きな食べ物のことを考えよう!みたいに言うんですけど
いつも切り干し大根がバッて浮かぶんです(笑)」

一同笑

大谷「すごいなんか茶色いイメージだなぁ(笑)」

ぽん「そうですね、、思いつくのって、おでんでも昆布が好きだし、
しいたけとか好きだし渋いのかなぁ。。?
パフェ!とか言ったことないですね。」



小さいころの私

蛯沢「そうなんだね~以外だ。面白いこと聞いたなぁ。じゃぁ次は私が引くね。
”もし今の仕事をしていなかったら何をしていたと思う?”
うーん…フラガールのお姉さんかな。
福島県にスパリゾートハワイアンズっていう
大きいプールのテーマパークがあるんですけど
そこのハワイアンショーのお姉さんになりたかった。」

大谷「映画にもなったやつだね。」

蛯沢「そうです、衣装がかわいいじゃないですか、お花とかいっぱいついてて。
目立ちたがり屋だったので結構本気でした。」

大谷「ぽんちゃんは前に出るのとか好きなタイプ?」

ぽん「思春期くらいから
目立ちたくない…っていうのが出てきて
今ここにいるのが当時からしたら不思議な感じです。
ライブも最初の頃はちゃんと披露しなきゃって
緊張が勝っていて、ちゃんとファンの方々を認識して
楽しめるようになったのは本当に最近なんです。」



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アニメーションの作り方

大谷「次開けるね、ぽんちゃん→私だ」

ぽん「アニメーションの工程がわからないので教えて欲しいんですけど。。
蛯沢さんのデザインしたのもに動きをつけるってどういうことなんですか?」

大谷「そうね、えびちゃんがデザインした絵を、監督が3Dにして
私が動かすっていうのが大きな流れ。
動かし方としては単純に人形がいて
コマ撮りアニメと一緒で ポーズをつけて繋げていく感じだよ。
アニメーターっていうと良く絵を描いて!って言われるけどそうじゃないんだよね。」

ぽん「なるほど。」

蛯沢「CGアニメの説明をするのって難しいですよね。。
でもツールが違うだけでやってることの本質は同じで
動かすセンスっていうか、演技の上手さっていうのは手描きとか3Dとか
関係なくその人にしかないものだったりするんですよね。
1話のFUNNYも、大谷さんだったからああいう動きとか
ポーズをするキャラになったんだと思う。」

大谷「男の人がつけてたら、また違ったもっと女の子の理想を
詰め込んだようなキャラになってたかもしれないしね。」



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好きなアニメ

蛯沢「お、ラストはぽんちゃんから私に質問だ。なんだろ。」

ぽん「『ROBBER'S COMPANY』のキャラクターデザインって個性的で
これを見て蛯沢さんって どんなアニメが好きなんだろう?って
思ったんですけど教えてもらえますか?」

蛯沢「う~ん、絶対これっていうのが無いんだけど
カートゥーンアニメのデフォルメされたデザインが好きで
でも、日本の萌えアニメも凄く好きで。
そういう両方の自分がいて、それが混ざったのがFUNNYちゃんなのかもしれない。
カートゥーンっぽい印象のほうが強く出ているけどね。」

ぽん「スポンジボブとか、パワパフガールズとかデフォルメされたアニメって
結構ハチャメチャというか、ストーリーがあるようでなかったりしますけど
『ROBBER'S COMPANY』は繊細な感じで進んでいって
心理描写があったりとかして、そこも間を取っているような感じがしますね。」

蛯沢「そうだね、デフォルメされていて記号的なデザインだけど
内容は結構リアルに描かれていて、そのギャップが
独特の世界観になっているのかもしれないな。
これで質問は一通り終わりかな。」



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強引に上京

大谷「あとひとつ、聞きたかったの思い出した。
FUNNYちゃんの兄弟とかいるの?実生活を知りたい。」

蛯沢「実はFUNNYちゃんの部屋を考えるときにこれくらいの広さだったら
実家のマンションの一室かなぁ、一人っ子ではないだろうな。
くらいにしか考えてなくてまだ曖昧なんです。」

ぽん「私は、上京してきて後が無いのかな思ってました。一人暮らしで。」

大谷「あぁ、だからあの必死さ。」

蛯沢「そうか、そうなのかも。」

大谷「確かに、私もずっと実家だったからわかるけど
あのハングリーさはないかもしれない。」

ぽん「親の反対を押し切って、半ば強引に上京しちゃったみたいな。」

蛯沢「なるほど。それでもう後が無いから就職するぞって
あんなに頑張ってたんだ。やっと設定ができた!」



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FUNNYの設定が新しくできたところで終わりの時間がきてしまいました。
デザインした時点では萌えとスタイリッシュを
掛け合わせたイメージだけのFUNNYでしたが
大谷さんのアニメーションが元気でキュートなキャラを立たせ
ぽんちゃんの声によってどこかちゃんとリアルな女の子になっていく。
3人が揃ったことで出来上がったキャラクターなんだなぁと
しみじみ感じることができました。FUNNYがこうして出来ているんだと思って
本編を改めて見るのも楽しいかもしれませんね!

『ROBBER'S COMPANY 第1話』

最終回まで、あと4話。
たっぷり楽しんでくださいね!





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 2017.1.31