STUDIO UGOKI

EVENTS
未来の監督もこの中から!?
デジタルハリウッドの卒業制作展で
気になる2人をピックアップ!


去年の6月に授業を見学させて頂いた
デジタルハリウッド東京本校、大竹先生クラスの
卒業制作上映会があるということで、
またまたデジハリに足を運んで参りました!

そして今回、大竹先生クラスの上映作品の中から
UGOKIがいいなと思った作品をピックアップさせてもらい、
制作を終えた生徒さんから作品に対する思いや、
今後の目標についてなど伺ってみましたよ!




dejihari01



気になった作品は沢山ありましたが、
悩んだ末選ばせていただいたのがこちらの2作品。
UGOKIの視点ということで、アニメーションの出来栄えや、
作品のプレゼンも含めお話を聞きたいと思ったお二人です。




dejihari02

曽根さんの作品『RooT』
映像好きなのかな?と思わせる明暗の見せ方、
イメージショットを繋げて世界観を伝える見せ方が良かったです。







dejihari03

田中さんの作品『Ken Tanaka's Animation DemoReel.』
アニメーションリールという題名通り、動きに力を絞っていて
アニメーションのタイミングや流れに気持ちよさがあって良かったです。






作ってみて課題に感じたこと

高尾「去年の6月にアンケートをとらせてもらった
STUDIO UGOKIです。よろしくお願します。
お二人の作品のよかった部分の感想はお伝えしましたが、
逆に課題に感じた点があれば聞いてみたいです。」

曽根「僕の場合は、計画がうまく立てられなかったところです。
今回、僕としては映像というよりは、アニメーションを
重点的にやりたかったんですけど、そこに辿りつくのが遅くて…
そういう意味で、"管理"っていうのが大事だと感じました。」

高尾「スケジュール管理って大竹先生から指示するものなの?」

大竹「僕は基本放任主義です。全体の流れは言いますけど
あとは自己責任だと思っていて。だからこうして
実感してもらえるのは正しいことだと思います。」

曽根「スケジュール帳には書いていたんですけど…
ここまでにこれはやる、みたいに。
でもやっていくうちにやりたい事が増えて行き
結果的に間に合わなくなっちゃったという感じでした。」


dejihari04


高尾「なるほど。じゃあ、田中さんは?」

田中「僕がアニメーターになりたいと思ったのが
演出をやりたいっていうのが前提にありまして、
最も演出に近いCGのポジションっていったらお芝居を考えて付ける
アニメーションだろうと思って、それに興味があって
やり始めたにもかかわらず、なんとか収まり良くするといった
消極的なアニメーションを付ける結果になってしまたことが
課題だと思っています。今後は演出に踏み込んでこういう
キャラクターだからこういう芝居をするだろうといった
キャラクターを引き出すようなアニメーションを
付けれるようになることが課題であり目標です。」


dejihari05


高尾「大竹先生から見て、田中さんのアニメーションはどうでしたか?」

大竹「伸びましたね。ここ数年でも珍しいくらい。
最初から才能があったというよりはどちらかというと
CGに不慣れなところからスタートしたけど、
ちゃんと結果がついてきたという意味でも一番伸びたと思います。」


dejihari06





デジハリでの制作

高尾「ところで制作はどのようなペースでやっていたんですか?」

曽根「デジハリに泊まってやってました。」

高尾「そこは変わらないんだなぁ。」

田中「泊まってやってる人多いですね~。」

大竹「田中君は泊まらないの?」

田中「僕は苦手で、勤めていた会社を退職してからは
朝9時~夜10時までと決めて作業していました。
そうしないと狂っちゃうんで…」

大竹「ほぉー。会社員のように。偉いなぁ…」

高尾「それをどのくらい続けてたんですか?」

田中「ちょうど半年間です。」

高尾「それって、施設は使っていいんだよね?」

大竹「基本的に学校は24時間、毎日開放してるんです。
メンテナンスの曜日以外は土日問わず使えます。」

高尾「へぇ~すごい。じゃぁ曽根さんは結構泊まりでやってたんだ?」

曽根「はい。僕は泊まり派で。体力しか取り柄がないんで(笑)」

高尾「いやいや体力は大事!これから続けていく上で本当に。
自信持ってください。」


dejihari07





これからの活動

高尾「今後はどんなことを目標に活動していかれるんですか?」

田中「ひとつのことをやると決めたら突き詰めたい性格なので、
まずアニメーターとしてやると決めたらアニメーションを極めて
トップアニメーターになりたいです。そして最終的には
演出に踏み込みたいと思っているので、総合演出を手がけられるくらいの
アニメーションの領域を超えた、映像演出という広い範囲で
演出を手がけられるようなクリエーターになりたいと思っています。」

曽根「僕はこう見えて人と話すのが結構苦手でして、
それを克服したいと思って大学でダンスをやったんですけど
その告知映像というかオープニングムービーみたいなのを作った時に
みんなが喜んでくれて、その反応を見て人の心を動かせることって
すごいなと思ってこの道に進もうと決めました。
今後はアニメーターとして、みんなの反応が見れる環境にいて
多くの人を元気付けられるようなものを
自分も楽しみながら作っていければと思っています。」

大竹「2人とも素晴らしい。。。俺よりビジョンがしっかりしてる(笑)」

高尾「すごいね。僕が卒業した時そんなこと全く考えてなかったよ。」

大竹「僕もですよ。一刻も早くお給料が欲しいですって言ってましたもん」


dejihari08


高尾「二人ともやりたいことが明確でいいなぁと思います。
作品にもちゃんと出てる感じがするし。僕は偉そうなこと言えないですけど。」

大竹「結局長く続けるには楽しんでやることなんで、
この卒業制作を通じて作ることの楽しさとか、
上手くいかないことがあってもそれを踏まえて何だかんだ言って
楽しめる部分が一個でもあるならば、この先とても有望だと思いますよ。」







STUDIO UGOKIも『ROBBER'S COMPANY』 第3話を公開しました!
やる気に溢れた生徒さんに触れ、CGを始めた頃の初心を思い出し
パワーをもらった気がします。








dejihari09

この度は卒業生の皆様、制作お疲れ様でした!
そしてご卒業おめでとうございます。
近い将来、一緒に仕事ができる日が
来るかもしれないと思うと楽しみですね!
デジタルハリウッドの方々には取材にご協力いただき
どうもありがとうございました。





event_logo

 2017.3.28